ゴム成型品に止水の為、パッキンを張り付けたいとご要望があり、防水性の高いテープのエプトシーラーの貼り付けをご提案しました。

一ヵ所にスリットの入ったリングの形で試作したところ、スリット部分からの水漏れの懸念があり、再度形状を製造と相談。
リングの内径部分にスリットを入れ継ぎ目をなくして、ゴム製品にも貼り付け可能な形状を再提案いたしました。

懸念点への的確な解決策と加工技術の高さを評価いただき、弊社の加工品を採用していただきました。

住宅の配管スペースの削減に伴い、複雑に曲がった形状の配管成型のご要望がありました。
現行のゴム成型品の配管では分割での作成の後、接着工程が必要となり、コストアップが懸念されていたためです。

弊社からは樹脂による一体成型にてご提案。金型に特殊な細工を施すことにより、複雑に曲がった形状でも一体成型で作成できるようになりました。

接着の後工程が不要となり、さらにゴム成型から樹脂での射出成型に切り替えることで成型時間が大幅に短縮され、2割程のコストダウンを実現し、採用していただきました。

ソフト99

拭くピカシリーズにて車の天井部分を拭く用にウレタンフォームを貼り合わせた物を制作したいとのご依頼がありました。
まずは、5mm部分が中穴あり楕円形状、8mm部分が4角R形状での貼り合わせにてご提案。
抜き加工後に手貼りで貼り合わせの工程があったのですが、貼ズレが発生したため貼ズレ防止のため再提案へ。

次に、別型で加工していた5mm部分、8mm部分を1型2型のコンビ型に。
5mmの中穴部分を先に加工し、5mm8mmを貼り合わせてから外周を抜く加工に変更してご提案いたしました。
最終的には手貼りの作業も無くなりコストダウン・貼ズレを改善し、採用いただきました。

バッテリーの規格変更に伴い、スペーサーを検討しているとのご要望がありました。

材質は薄く硬い物が希望であった為、無発泡（ソリッド品）の樹脂板を選定させて頂きました。
また、貼りつける作業が必要との事でしたので、両面テープ付での仕様がご希望でしたので、上記ソリッド品＋両面テープ付の打抜き加工品をご提案をさせて頂きました。

採用ポイントは、市販のワッシャー・スペーサーでは成形品が多く、数量が多い場合、両面テープの後貼り加工が大変困難でした。

株式会社甲南では、薄い樹脂板に両面テープを全面貼り加工が可能で、トムソン型により打抜き加工で数量を多く仕上げることが可能です。

生産性の良さがコストに結びつき、評価を頂きました。