品質保証や品質管理というと、現場の監査や製品の検査などがメインかと思われますが、甲南では品質向上につながる仕事全てが品質保証室の役割になりえます。

品質向上の面からお客様へご提案するために、営業の商談に同行してプレゼンをしたり展示会に参加したりすることもあれば、検査書や梱包の仕様書の内容を営業とお客様と打ち合わせすることもあります。素材や材料・機械・製品など製造にまつわる色んな知識が大切なので、学びながら会社から納品するものの全体的な品質向上を目指しています。

私は品質保証の前に、製造部と営業部の経験もしています。製造の知識や経験を持っていてこそ、お客様に良い提案ができる。お客様との商談の経験があるからこそ、相手の立場に立ったわかり易い説明ができる。甲南にはそういった考えがあるんです。今では品質保証として新規の案件立ち上げから関わり大きな仕事に呼ばれていくこともあります。

仕事内容柄お客様の前に出ることが多く、お客様と信頼関係を築くことを一番大切にしています。何か不具合が起こった場合にも、対策を考えお客様に説明をするのも品質保証の仕事です。品質に納得してもらうためには、それに携わる”人”も信頼してもらないといけません。初対面のお客様と信頼関係をつくるためにまずは相手の気持ちに寄り添い仲良くなる。私が品質保証に携わることになったのも、その姿勢がキッカケなのかと思っています。交流の深いお客様と営業部長と一緒にフットサルをする機会があったのですが、その機会に自分の思いを営業部長と話すことも増えました。甲南はやる気のある社員に責任やチャンスをくれる会社なので、そういったところを認められたのだと思っています。

品質保証室はまだできて間もない部署ですが、もっと人を増やして大きな部署にしたいと思っています。自分と一緒に仕事をしたいと思ってもらえるような人を増やすため、常に見本になれるような仕事を心がけています。品質が向上すればたくさんのお客様から選んでもらうことができる。品質が上がり、お客様が増え、売り上げが上がる。そういった面から会社を大きくしていきたいと思っています。