2025/01/30
植物由来の原料を入れたCR(クロロプレンゴム)スポンジ
こんにちは、(株)甲南 広報担当です。
皆様、今年のスタートダッシュはいかがでしたか？
広報担当は寒さが苦手なのでコタツにこもりっぱなしの1か月でした。
今年こそはアクティブにという目標が早くも幻になりかけております。
突然ですが、近年冬の寒さだけでなく夏の酷暑も我慢し難いほどになっています。
地球温暖化や持続可能な社会など環境問題に対する意識も年々高まり続けておりエコバッグを持ち歩くなど既に行動されている方も多いのではないでしょうか。
そして、CRやEPDMといった種類、滑り止めやパッキンといった 用途等を思い出しやすいゴムスポンジ。
今回は更にゴムスポンジの世界を広げるべく 環境面に目を向けてみたいと思います。
そこでご紹介するのは
植物由来の素材を使用したCRスポンジ「nano world®」です！
nano world®とは？
CRスポンジとはクロロプレンゴムを発泡して得られるゴムスポンジで、難燃性、弾性をはじめとした性質のバランスが良いとされています。
そこにCNF※を配合して新しいCRスポンジnano world®・品番：WS-C2が出来上がりました。
素材、商材としてのイメージもいいですよね。
※WS-C2は大和紡績株式会社が製造・販売するCNF配合クロロプレンゴムスポンジです。
※ナノワールド＼nano world"は大和紡績株式会社の登録商標です。
CNFについて
CNFと少し聞き慣れない言葉が出てきましたが一体どのようなものでしょうか。以下、環境省の説明を引用させていただきました。
CNF（セルロースナノファイバー）とは？
CNFとは植物由来の次世代素材です。
木材から化学的・機械的処理により取り出したナノサイズの繊維状物質で、軽さ、強度、耐膨張性など様々な点で環境負荷が少なく、既に自動車、家電、住宅・建材などへ活用され、また普及を期待されています。
引用：環境省.「ナノセルロースプロモーション」.環境省ホームページ.
https://cnf-ncp.net/index.html（参照2024年12月27日）
CNFは植物由来のため脱炭素・脱石油の現代社会ニーズにも応えてくれる上に、 軽量で強度があるという材料としての大きなメリットも併せ持っています。
CR特有の性質のバランスの良さに加え、CNFにより環境負荷を低減できる点に WS-C2の優秀さが光っているのではないでしょうか。
加工事例
実際にnano world®・WS-C2を加工してみました。
カット品
直線的な隙間を埋めやすい形状
ハーフカット品
製品がシートに載った扱いやすい仕様
抜き加工品
希望の形状に打抜きパッキンとして使用することも可能
エコな社会へ
個人の環境意識の高まりだけでなく、脱炭素を目標に掲げるなど、エコな社会の実現に向け様々な取り組みを行っている企業も少なくありません。製品材料の一部を環境対応品にするだけでもエコな社会の大きな力になるのではないでしょうか。
ゴムスポンジも日常のあらゆる場面で活躍していますがCNF配合で植物由来の素材を使用したゴムスポンジを採用することは地球に優しいのかもしれませんね。
加工例をご紹介いたしましたが弊社も各ニーズに合わせて加工し多くの場面でご使用いただけると大変嬉しいです。
まとめ
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